2010年5月17日月曜日

印旛について

私の居住地のA&IのIは、印旛です。
今年3月に印西市となってしまいましたが、それまでは、印旛郡印旛村。
東京に一番近い村でした。
印旛村は財政状況が良くなく、印西市に吸収合併という形での統合で、
住民は、喜んだ方がほとんどだったそうです。
都心にも1時間で通える通勤圏内ですので、『村』という響きに
負い目を感じる心境も分からなくはありません。
しかし私は、この合併に伴い、一抹の寂しさがありました。
印旛村住民になって、1年。
昔からの住民は何を勝手な… と言われると思うのですが、それでも、
「印旛」という響きには、なんとも云いがたい心地よさというか、
懐かしさというか、心に残る何かがありました。
昔は、印旛郡のことを「いには(わ)のごおり」 と読んだらしいのですが
情緒溢れる響きです。
印旛周辺には、豊かな自然が残っています。
印旛沼を取り巻く6000ヘクタールに及ぶ田んぼ
北総台地の、地力豊かな畑
居住地区との均衡地帯の里山情景
蛍が舞い、夏には天の川も空に染み、豊かな動植物の生物層も残る、
東京に一番近い「自然に親しめる地」と言っても良いと思います。
ところで最近、パワースポットブームと言われていますが、
そう呼ばれる地の大多数には、大昔、日本で言うなら縄文・弥生の頃から
人間が定住した場所が多いように思います。
奈良・熊野・阿蘇・八重山諸島、海外ではセドナ、エアーズロックなどに
先住民文化の遺跡も多々あるようですが、印旛にも、縄文の頃の住居跡、
それ以降の史跡など多数あり、なんとも云えない地力というか、
エネルギーを感じます。
さて、この文章の趣旨は、合併反対など、そういうことではありません。
ただ、少なくなってしまった「印旛」を、なんとなく大事にしたい。
ここで、宣言
印旛 ⇒ (はた)をす ⇒ Flag Ship です。
北総線がこの7月から、成田空港まで延線し、都心住民からの認知も、
今よりは集まりやすく、また、海外の人も呼び込みやすくなると思います。
このタイミングで、人間と自然の共生をテーマに、Ecow旗艦地として
印旛ブランドを少しずつでも創っていければ…
環境問題(Eco)の象徴になることの多い「かえる」に掛けて、Frog Ship(w)
これにロゴを作って、「印旛」を残す活動をしていきたいと思っています。
この環境を残したいです。